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2012'09.27 (Thu)

被災地「三陸の旅」5

前回の続き。。。
「来てくれるだけでも、うれしい」
そう言ってくれた吉里吉里(きりきり)仮設住宅の東屋さんたちに見送られ大槌町を後にした。

震災当日、五城目町(秋田県)老人クラブの一行が、旅行で大槌町に来ていた。
津波に飲まれる寸前に、ホテル従業員の適切な誘導により高台まで無事に避難することができたというニュースや、その時避難する様子の映像を何度か目にしたことがある。
その老人クラブ一行が滞在していたのが、大槌町吉里吉里にある「浪板観光ホテル」。

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観光ホテルというだけあって景色のいい場所にある。
そして、意外に高い位置にあった。でも、津波はここまで上がってきたんだ。怖いよ。
まだ駐車場の一部が崩れたり、建物も破壊された状態だったが、来年6月には営業が再開できることを目指しているそうだ。

大槌町から45号線を南下。
コンビニが何ヶ所あったが、仮設建物での営業だった。

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海岸線を走っていると、あちこちに「ご支援、ありがとうございました。一生忘れません」という手作り看板を目にした。中には「必ず、お返しします」というものも。
みなさんの気持ちは十分わかっています。だから、全然気にしなくていいんです。
お互いさまなんですから。

空は晴れ渡り、海は穏やかできれいだった。

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所々、きちっと積み上げられた瓦礫の塊が目に付いた。
そして、穏やかな海とは不釣合いな重機があちこちで作業していた。

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高台にある建物は、なんでもなかったという。
地震による建物への被害はなかったということだ。
建物の崩壊や破壊のほとんどが、津波によるものだったということがわかる。

今回、僕が見てきたのは東日本大震災から1年半の被災地の今。

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津波にやられ、破壊された住宅地などは更地と化していた。この状態にするまでに、どれほどの人たちの汗があったんだろう。つい、そんなことを思ってしまった。
規模が小さいのから大きいのまで、至るところに仮設住宅があった。
そこに暮らす方々にお会いし、生の声を聞くことができた。
あらためて震災の恐ろしさを記憶に刻み込むことができたし、人の思い、強さを感じることもできたた。もっと早く行くべきだったという後悔の念も沸いた。

この日は釜石、遠野、花巻のルートで無事に帰ってきた。
そして思ったことがある。それは「人のつながり」の大切さだ。そして、その不思議さも。
仮設住宅の敷地内がどんな感じなのか実際に見てみたいと思っていた。でも、知ってる人もいない。
だから、まさか仮設住宅に暮らす方々にお会いすることができるなんて思ってもいなかった。
以前、大槌町を支援する活動をされている斎藤さんという方と、潟上市で偶然知り合うことができた。その斎藤さんに大槌町から電話して、ちょっと話ができれば、そのくらいに思っていた。

それが、あれよあれよという間に話が進み、吉里吉里仮設住宅に暮らす人にお会いすることができた。畳敷きの仮設住宅の中に、車いすのまま上げてもらった。そして話をすることができたんだ。
まさか、こんな展開になるとは、全く想像もしていなかった。
偶然の出会いがあり、そこから、さらにつながっていくんだなぁ。
行動してみることで、思いもよらない体験をする。

被災地や仮設住宅は不便で限られた生活、そのイメージしかなかった。
だが実際に行ってみると、そこには笑顔、明るさ、前向きさがあった(そんな人ばかりではないだろうけど)。
あの笑顔と明るさ。
それはきっと、もし迷いの道を彷徨ってしまうようなことがあっても、先の方からホンノリと明かりを灯してくれるような、そんな感じがした。

あちこちに撒かれた人の想いからは、きっと新しい花が咲く。

1泊2日の短い旅だったが、僕はそう思って帰ってきた。


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