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2009'06.30 (Tue)

車いす少女の入学決定

奈良県下市町立中学校への入学を希望していた身体に障害を持つ谷口明花さん(12)と両親が、町教育委員会を相手に、入学を認めるよう求めた訴訟で、奈良地裁は26日、同校への入学を義務付ける仮決定を出した。
決定によると、校舎には手すり付きトイレが設置されているなど、設備などに不都合はないと指摘。「中学校教育の期間はわずか3年間しかないのに、提訴してから既に3カ月近くが経過しており、緊急の必要性がある」と、同日からの女子生徒の入学を認めた。

裁判所が正しい決定を下したことに、まずは一安心。
当然といえば当然の結果だけど・・・

明花さんは、人生でたった3年間しかない中学校生活の3ヶ月間も、学校に行けずに一人で過ごした。
中学の3年間は、二度とない、かけがえのない貴重な時期である。
中学校側には、人生の重さを真摯に受け止め、差別のない教育をしてもらいたい。

自治体は財政難や事故が起きた時の責任問題など、確かに大変だと思う。
しかし、だからといって入学を拒否するなんてことは絶対に許されない。
わずか12歳の少女が、友達と一緒に同じ学校に行きたいと思うのは当たり前なことだ。
どんな問題があるにせよ、その問題を解決し、対応していくことが社会の使命である。
一人の生徒が自信を持って強く生きていけるようにするのが教育者としての使命である。
そして、どんな困難があっても、立派に卒業させるんだという教育者としての誇りを持ってほしい。
明花さんの思いは普通であり、地元の学校に通わせることが本来のまともな社会である。
一人の生徒を犠牲にしてはいけない。

私が車いすで復学した20数年前とは、なんか違う。
大げさすぎるというか・・・
入学を拒否するために口実を作っているのかな、とも思う。

以前のブログにも書いたが、学校側が入学拒否の理由としている「設備」。
完全にバリアを取り除いてしまう必要があるのだろうか。

確かにエレベーターなどがあり、人の手を借りずに自分の意思で校内を移動できることは、学校生活のうえで重要なことだと思う。
しかし、多少のバリアがあった方が、みんなでそれを乗り越え、人を思いやる心が育ち、仲間意識も強くなると思う。
生徒たちは優しいし強い。
だから、バリアなんて、どうやってでも乗り越えて行くはずだ。
教育者はもっと生徒の力を信じてほしい。
思いやりの心と、人はお互い支えられて生きていることを、明花さんの学校生活を通して全生徒に教えてほしい。

私は友達やクラスメートの支えがなければ、卒業はおろか学校生活もままならなかった。
必要なのは設備じゃない。
設備なんかより大切なものがたくさんある。
設備だとか安全面がどうのこうのと取って付けた理由を並べる前に、困っている人に手を差し伸べる勇気など、人間として大切なことを、堂々と教える場としての学校であってほしい。

明花さんは、これから色んなことを経験していくはずだ。
楽しいこと、辛いこと、仲間と協力し合うこと、時には気持ちがぶつかり合うこともあるし、仲間に入れないこともあるかもしれない。
でも、それは誰もが普通に経験すること。

普通の中学校生活を選んだ明花さん。
強い気持ちと感謝の心を持ち、一生の友達をたくさん作って、二度とない中学校生活を楽しんでください。
そして、卒業してからも、一緒に学んだ仲間と胸を張って生きてほしい。


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